11月 072012
★★★★★(5)
【 内 容 】
北米1400店舗を誇るコーヒーショップチェーン・スターバックスの最高経営責任者が語る、成長と成功の記録。わずか5店の小さな会社が社員本位の経営によって全米有数の企業に成長するまでの戦いを描く。
【 感 想 】
この本を読み終えたらスタバの見方が間違いなく100%変わります。
いつも見慣れた街角のスタバ。あなたの目に映るのはただのお洒落なコーヒーショップではないでしょう。
【 気に入った点 】
- 読みやすい・・・分厚い本だったが読みやすい文章で書かれており、飽きること無く一挙に本を読めた
- 経営者(ハワード・シュルツ)の苦労話を知る・・・立ち上げ期から株式上場公開へのステップアップ期、それからのさらなる繁栄において数々の試練を乗り越えてきたスタバ。その苦難をどのように乗り越えられたか具体的に書かれていた。
- 企業理念の大事さを知る・・・経営者のコーヒーに対する情熱。それをミッションステートメント(企業理念)として明文化する。それを社員に浸透させながら会社を大きくする。何か判断に迷った時も経営理念を柱にして判断を下す。企業理念の大事さを知った。
【 スタバのMission Statement(企業理念) 】
スターバックスの使命は、世界最高級のコーヒーを供給することである。
- お互いに尊敬と威厳をもって接し、働きやすい環境をつくる。
- 事業運営の上で不可欠な要素として多様性を受け入れる。
- コーヒーの調達や焙煎、新鮮なコーヒーの販売において、常に最高級のレベルを目指す。
- 顧客が心から満足するサービスを常に提供する。
- 地域社会や環境保護に積極的に貢献する。
- 将来の繁栄には利益性が不可欠であることを認識する。
一杯のコーヒーを通じて、人々に安らぎと繋がりを提供することに情熱を捧げる。 その想いがスタバをここまで大きくしたのですね。スタバ好き、経営者、起業しようとしている人、マーケティングに興味がある方々にお勧めの一冊です。
この間、大宰府天満宮の沿道にスタバを発見しました。デザインの斬新さにびっくりしました。 建築家 隈研吾氏により「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトをもとに設計されたようです。私が実際に撮った2枚の写真と、スタバHPより4枚拝借しています。
Mr. ハワード・シュルツ、太宰府天満宮までスタバイズム届いてますよ!